クレジットカードの海外旅行保険で絶対に覚えておくべきこと!

■自動付帯と利用付帯の組み合わせを使いこなす

クレジットカードに付帯されている海外旅行保険には自動付帯と呼ばれるものと利用付帯を呼ばれるものが存在しています。詳細は割愛しますが、自動付帯であれば海外に行くだけで海外旅行保険が有効になりますし利用付帯であれば特定の条件を満たすことで海外旅行保険が有効となる仕組みとなっています。そしてこれらの保険は上手く組み合わせることによってもとの保険の価値以上の付帯サービスを受けることが出来る可能性もあるのです。

クレジットカードの海外旅行保険というのは基本的には補償期間が90日間となっています。つまりそれ以上連続して海外に滞在する可能性があるのであれば、基本的には市販されている海外旅行保険などを利用して補償を持つことになっています。しかしクレジットカードの海外旅行保険でも上手く組み合わせることが出来ればこの期間を引き延ばすことが出来るのです。

長期間の海外旅行保険を手に入れるポイントは利用付帯の海外旅行保険を有効に活用するということです。利用付帯の海外旅行保険であれば適用されるのは、公共交通機関などを利用してから90日間です。そのため利用付帯の保険が執行してしまう前に利用付帯の条件を満たすことが出来れば、部分的に重なることはあるかもしれませんが長期間の保険を手に入れることが出来るのです。また活用のポイントは期間の面ではなく保険を充実させるという面でも活用することが可能です。クレジットカードの海外旅行保険は死亡保険を除いて合算して利用することが可能です。これを利用して基本的には自動付帯のクレジットカードで対応できるものの、特定の地域を訪問するときにだけ利用付帯の保険も有効にしておくという活用方法もあるでしょう。一時的に保険を追加するというのもお金や手間が掛かってしまう作業です。クレジットカードの利用付帯でカバー出来る範囲であるならば、これを活用して保険を充実させるという方法が一番手軽でお得なものでしょう。

自動付帯の海外旅行保険は便利な反面長期間の海外滞在には向いていないという問題があります。それに対して利用付帯の海外旅行保険であれば特定の条件を満たしてから保険が開始される仕組みとなっていますので、有効に活用すれば保険のタイミングを任意のものとすることが可能です。市販されている保険でこのような部分をカバーするにはお金かかります。無料で対策するためにも利用付帯の海外旅行保険を上手く利用していきましょう。

■海外旅行保険の中身には要注目

クレジットカードに付帯されている海外旅行保険はどれも同じだと思っていませんか。クレジットカードの公式サイトなどにも金額が記載されているだけであり、最大でその金額が支給されるのかなと思っている方も多いのではないでしょうか。しかし、実は海外旅行保険には付帯内容に様々な違いがあるのです。どのような違いがあるのかを把握して選ばなければ思ったほど保険が利用できないなんてこともあるかもしれません。

・付帯保険の詳細が異なる
海外旅行保険とまとめて記載されているのですが、実はこの中には様々な保険が含まれています。大きなもので言えば死亡時に利用する穂死亡保険ですし、利用回数が多い保険では通院時に利用するような保険となっています。大切なことは海外旅行保険はこれらの内容を全て付帯しているとは限らないということです。見た目では金額が大きい保険に見えても、実は死亡保障だけは充実しており通院などの費用は補償されない、補償されても金額が少ないということは十分にありえます。最高金額だけに捕らわれるのではなく、最も利用する可能性の高い通院費に充当できる保険がどれぐらい付帯されているのかを確認することが大切です。またLCCなどを利用する方は、遅延補償が付帯されているのかも確認しておくとよい良い海外旅行保険を手に入れることが出来るでしょう。

・付帯金額が大きく異なる
これも前項からの続きとなりますが、死亡保障の金額と通院を補償する金額あるいは同じ通院を補償する保険であっても利用している海外旅行保険によってその補償金額は大きくことなっています。そのためどこに補償の重点を置くかは考えておく必要があるでしょう。ただ、死亡保険に関してはクレジットカードの海外旅行保険だけでは金額が少なめになっていると評価する声も耳にすることもあります。そのため死亡時は個別に生命保険に加入しておき、クレジットカードの海外旅行保険では通院に関する補償を高額にすることを意識している方が多いようです。

・キャッシュレス診察可能かどうか
最近は対応しているクレジットカードが大半ですが、海外旅行保険の中にはキャッシュレス診察に対応していないものも残っています。市販されている海外旅行保険であればキャッシュレス診察が出来ることが当たり前となっていますので同様だと思っている方も居るかもしれませんが、この点はクレジットカードによって利用の可否が科あるので注意が必要です。理想としてはキャッシュレス診察が利用できるクレジットカードを選ぶことでしょう。

■クレジットカードの海外旅行保険は金額が低いのか

海外旅行保険はクレジットカードだけで十分なのかという議論は定期的に行われています。最近は年会費が実質無料といった維持費の必要の無いクレジットカードでも海外旅行保険が充実したことにより今まで以上にこの議論は活発に行われるようになってきています。今現在の海外旅行保険の金額を鑑みてそれぞれの海外旅行保険はどのような状況になっているのかについて調べてみましょう。

・傷害死亡・後遺障害保険
各クレジットカードの海外旅行保険として最高金額で表示されているのがこちらの保険です。年会費無料のクレジットカードであれば1000万円程度ですが、ゴールドカードやプラチナカードといったステータス性の高いクレジットカードになると5000万円から1億円程度の付帯がされていることがあります。世の中の意見としてはステータス系のクレジットカードを持っていない限りは、海外旅行保険の金額だけでは低いと言われています。この原因は他の保険と異なって複数のクレジットカードの合算で請求することが出来ないからなんですね。合算が出来れば問題ないとは思いますが、合算が出来ない仕組みである以上他の対策も必要となってくるでしょう。

・傷害・疾病治療費用保険
こちらの保険は複数のクレジットカードでも合算して利用することが可能な仕組みとなっています。そのため2-3枚海外旅行保険が付帯されているクレジットカードを所有していればそれで保険の金額としては十分な金額となっているでしょう。救急車の利用などとなればまた話は別になりますが、合計して300-500万円の付帯があれば問題はないと思われます。ゴールドカードを一枚持っておけば保険以外の付帯サービスも活用することが出来てなおかつ補償は300万円程度付帯されているでしょう。これに加えて100万円のクレジットカードを1-2枚用意しておけばちょっとした通院では心配する必要はありません。

・航空機遅延費用に関する保険
これはクレジットカードに付帯されている保険で十分でしょう。利用条件とその条件で支払われる保険金額には大きな差がありますが、余程高級な座席を予約しているなどしない限りは保険金額である程度は賄えるようになっています。実費負担を強いられるようなトラブルが発生したとしても1回あたり5万円でも補償があればそこまで負担する必要も無いと思いますし、物価の安い地域であれば保険だけで賄えるぐらいの出費に留まるでしょう。

■いざというときの為の家族特約つき海外旅行保険

家族特約という言葉をご存知でしょうか。海外旅行保険をクレジットカードを利用して持ちたいと考えている方にはぜひとも知っておいてもらいたい言葉の一つとなっています。こちらの家族特約とは海外旅行保険において、家族カードを所有していない家族であっても自分のクレジットカードの保険によって万が一のときに備えるものとなっています。利用の例として多いのはクレジットカードを作ることが出来ない子どものために保険として加入しておくパターンでしょうか。家族での海外旅行などが多い場合はこの家族特約をしっかりと利用することを想定しなければなりません。

家族特約が付与されているクレジットカードの海外旅行保険はまだそこまで多くはありません。年会費無料といったクレジットカードではなく、ある程度は年会費が必要なステータス系と呼ばれるクレジットカードに多く付帯されています。年会費が掛かるのかと思う方も居るとは思いますが、個別に同様の保険に入ることを思うとクレジットカードの年会費のほうが安くなるはずです。
ただ、本会員と同等の補償が受けられるのかと問われるとそういうわけでもありません。多くのクレジットカード会社では補償内容は本会員の3分の1から5分の1といった補償内容に留まっています。そのため必ずしも家族補償だけで万全な金額になっているかは分かりませんのでよく説明などから理解しておくことが求められています。この点が家族カードを保有して海外旅行保険を手に入れる場合と特に異なっている点だと言えるでしょう。家族カードの海外旅行保険であれば本会員と同額の保険が用意されているものも少なくはありません。その分こういった家族カードには多少なりとも年会費が必要となってしまいます。年会費が付帯サービスの質を表していると言っても過言ではないので納得ですよね。

家族特約利用時の注意点はその対象者をしっかりと把握しておくことです。「家族」の定義はクレジットカード会社によって異なることがほとんどです。各社独自の基準を設けており、家族を判断できるような配偶者であっても特約の対象外となっているような海外旅行保険も存在しないわけではありません。逆に思った以上に家族の定義が幅広い海外旅行保険というのも存在しています。また、家族特約は本会員が旅行に同伴していないくても利用可能です。一緒に旅行をしていないから利用できないと決め付けないように注意してください。

■海外旅行保険の仕組みに注意点はあるのか

何かと便利なクレジットカード付帯の海外旅行保険ですがこれに何かしら問題は無いのでしょうか。利用上の問題や補償される金額について注目しならが吟味してみたいと思います。

・死亡保障についての心配点
海外で死亡することなんてあまりない、この保険は気休め程度だと思っている方も多いのではないでしょうか。その通りで、ケガの保険は多数利用されるものの死亡保険が利用されることはほとんど無いんですね。この事実から考えると海外での死亡件数はやっぱり少ないのではないかとの結論に至ることでしょう。しかし、実はこの結論を出すには少し短絡過ぎる部分があるのです。それは海外で死亡しても保険が適用されない場合があるからです。その場合というのは病死の場合なんですね。海外旅行保険は基本的に傷害保険となっているため病死の場合は補償の対象外となっています。海外で死亡する例としては熱中症の重篤化などがあるのですが、こういった死亡は補償されない仕組みになっています。この点はあまり知られていない部分でありますので、そう簡単に海外で死亡することは無いにしても心配な方は対策をしてから旅行に出向くようにしてもらいたいと思います。

・自動付帯と利用付帯の両方が用意されている場合がある
ゴールドカードのようなステータス性の高いクレジットカードは海外旅行保険も充実していることが特徴となっています。ただ、基本的に自動付帯の海外旅行保険とはなっていても満額の保証を受けるためには利用付帯が含まれていることもあります。有名なゴールドカードの中には自動付帯で5000万円、利用付帯でさらに5000万円の合計1億円が海外旅行保険として付帯されているようなケースもありますので注意しておきましょう。

・家族特約の有無に注意
海外旅行保険は家族も守ることの出来るお得な保険だとWebサイトなどで紹介されていることがあります。ただこれは家族特約が付帯されているクレジットカードに限った話となり、全てのクレジットカードがこのタイプの海外旅行保険を付帯しているというわけではありません。家族特約が付帯されているクレジットカードは限られており、比較的年会費が高いようなクレジットカードに付帯されている傾向があります。この特約が無ければ海外旅行保険が利用できるのは本人のみとなります。家族特約が無い場合は、家族カードなどを発行しそれぞれに所有してもらうことが必要となります。